帥升(すいしょう)

説明 (?ー?)倭の王。倭(日本)で名前の記録が残っている最古の人物。師升と書かれている史料もある。『後漢書』では倭國王、『翰苑』では倭面上國王とある。 107年(永初元年)、生口*1160人を後漢の安帝に献上し謁見を請うた。 奴國や伊都國、末盧國の王とす…

末盧國(まつらこく)

説明 倭にあった国。末盧國の名称は松浦郡の由来とされており、現在の佐賀県唐津市にあったと推定されている。 3世紀の倭を記した「魏志倭人伝」によると一支國*1から海を渡って千里に位置しており、4千余の家があったという。 山や海の境に住み、海に潜って…

伊都國(いとこく)

説明 倭にあった国。通説では現在の福岡県福岡市・糸島市。かつてあった怡土郡の地名は伊都國に由来しており、三雲南小路遺跡、平原遺跡等が伊都國の遺跡として知られている。 3世紀の倭を記した「魏志倭人伝」によると末盧國から東南陸行五百里に位置してお…

奴國(なこく)

説明 倭にあった国。『後漢書』では倭の最南に位置する国と書かれているが、通説では現在の福岡県福岡市・春日市。かつてあった那珂郡の地名は奴國に由来しており、春日市の須玖岡本遺跡は奴國の遺跡とされている。 57年*1、奴國は「大夫*2」を自称する使い…